全身脱毛で感染症のリスクがある?

脱毛による肌トラブルといえば、ニキビに似た毛膿炎が代表的です。施術後に毛穴に雑菌が入ることで発症する皮膚炎で、アフターケアには気をつけているという方も多いでしょう。

 

でも、知らない間に、もっと怖い感染症にかかっているリスクがあるとしたら……?

 

脱毛サロンは大勢の方が利用しますから、当然、器具は使いまわしになります。サロンが衛生面に気をつけ、きちんと毎回消毒していれば問題ありません。でも消毒薬をケチったり、スピード重視で消毒の手間を惜しんだりすると、思いがけない病気が器具を通して感染することも考えられます。

 

感染の原因
カミソリ・シェーバー

光脱毛では事前にムダ毛を剃っておきますが、剃り残しを剃ってくれるサロンもあります。でもシェービングは皮膚に細かい傷がつきますから、他の人が使ったシェーバーを使うのは細菌感染のもとです。カミソリを使うサロンもまれにあるようですが、これはリスクがもっと上がります。
シェーバーを持参するようにしましょう。

カートリッジ 皮膚同士の接触、粘膜の接触で感染する病気もあります。そうした病原菌がカートリッジに付着した場合、皮膚に傷がなくても感染のリスクがあります。
病気を申告しない あまり言いたくないのですが……。サロンでは、何か病気があったり薬を服用している場合は申告することが義務付けられています。しかし顧客の中には、見てもわからないからと申告せずに施術を受ける人もあり、感染源になってしまうことがあります。

 

考えられる感染症
水虫 白癬菌が原因です。菌が感染しただけでは発症しませんが、温度が15℃以上・湿度が70%以上の環境が長時間続くと菌が増殖し、症状が出ます。多いのはやはり足。足指の脱毛の場合は帰宅後に足を洗いましょう。
伝染性膿痂疹 一般に「とびひ」と呼ばれるもので、子供の病気と思われていますが、大人も感染します。原因菌である連鎖球菌が皮膚に感染すると水ぶくれができ、大人の場合は発熱や喉の痛みなどの症状をともないます。
B型肝炎・C型肝炎 以前、注射針の使いまわしで感染が問題になりました。多くはないのですが、脱毛でも感染の事例があります。血液の接触で感染しますが、怖いのは潜伏期間が最長で6ヵ月もあることです。感染してもすぐにわからず、わからないまま今度は自分が感染源になってしまうリスクもあります。

 

サロンの衛生管理をチェックする他、傷があったらテープで保護するなど、自分でも対策をしましょう。